浦頭引揚記念平和公園
ハウステンボスに近い針尾北町の高台にある公園です。昭和20年8月の太平洋戦争の終結に伴い、一般邦人・軍人・軍属合わせて1,396,468人もの方々がこの地に引揚げて来ました。ここに検疫所があったからだそうです。引揚者の多くが、栄養失調や病気にさらされていたそうですが、船内で病に倒れた人も多かったとの事。上陸後は粉末の消毒剤のDDTを散布されてから針尾の収容所へ向かい、その後手続きを経たのち南風崎駅からそれぞれの故郷へ向かったそうです。この公園から岸壁側に下ると石碑が見えてきますが、引き揚げ船が接岸し、まさに帰国後の第一歩となった場所です。この公園は、世界の恒久平和を願って募金をもとに建設されました。園内には資料館も併設されています。